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森水無八幡神社(下呂市)概要: 森水無八幡神社の創建は不詳ですが古くは周辺の豪族であった田口氏の氏神だったとも、湯之島村に鎮座していた猿田彦命を祀る神社だったとも云われています。その後、現在地に遷座、戦国時代には三木良頼により八幡神が合祀され下呂温泉周辺の総社として信仰を集めました。明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され村社に列し明治42年(1909)に周辺の集落の鎮守だった11社が合祀されました。社宝である木造神像(10体・像高30〜60cm)は平安時代から鎌倉時代にかけて飛騨の匠が彫り込んだもので、風俗的、彫刻的、地方色などから見て貴重なものとされ昭和15年(1940)に国指定重要文化財に指定されています。例祭で奉納される「田の神祭」は飛騨路に春を告げる祭りとして知られる祭りで、中世の田遊びが神事化した貴重な民俗資料として昭和56年(1981)に国指定重要無形民俗文化財に指定されています。その他にも平成10年(1998)に社殿の棟札が下呂市指定文化財に、社叢が下呂市指定天然記念物に指定されています。祭神:須佐之男命、猿田彦、応神天皇、御食津神、倉稲魂命、事解男命、早玉男命、大山祇神、火産霊神、大己貴命、埴山姫命、興津彦命。
森水無八幡神社の文化財
・ 木造神像(10躯)−平安〜鎌倉時代−国指定重要文化財
・ 下呂の田の神祭−中世以降−国指定無形民俗文化財
・ 森水無八幡神社の棟札(28枚)−江戸から昭和時代−下呂市指定文化財
・ 社叢−境内一帯−下呂市指定天然記念物
・ 石棒(1個)−縄文時代−下呂市指定文化財(考古資料)
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森水無八幡神社 |
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