鬼の茶釜(草津温泉)概要: 草津温泉に西側にある西の河原は源泉が湧き出し、荒涼とした景観から鬼の泉水と呼ばれていました(湯畑から西の河原まで温泉街を通り抜けて行く事が出来ます)。中でもは高温の温泉が湧き出し、茶釜が沸騰したような不気味な音を立てる源泉を鬼の茶釜と呼んでいました。伝承では不気味な音は人が近づくと音が止み、遠ざかると再び鳴り出したと伝えられています。鬼の茶釜碑には「わき出る湯口はわれもおそろしや 鬼の茶釜の湯土産噺」と刻まれており当時の様子を伝えています。その後、源泉は枯渇しましたが、草津温泉でも高温の源泉を持つ万代鉱(泉温は94.6℃、無色透明、Ph値1.7、泉質:塩化物・硝酸塩温泉(酸性低張性高温泉)、微硫化水素臭有)から引くようになり現在のような景観になりました(火傷事故によりその後再検討されたようです)。
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