ベルツ・スクリバ両博士像(草津温泉)概要: エルウィン・ベルツとユリウス・スクリバはドイツ出身の医師で、ベルツは内科、スクリバは外科の教授として明治時代初期に東京大学医学部(旧東京帝国大学)に招かれ、両博士共、明治時代の日本の医学会に大きな貢献しました。ベルツ博士は明治11年(1878)に草津温泉を訪れると、温泉の効用を科学的に研究し、温泉だけでなくその景観や清浄な空気、飲料水が保養地として最も適していると世界中に紹介し草津の知名度を上げています。又、博士は私費で6千坪の土地を購入し自ら保養所を計画大きな成果を上げています。スクリバ博士はベルツ同様草津温泉の医学的効能を世界に発信し、滞在期間は無料診療所を開設し町民の信頼を得ました。この像は元々東京大学構内にあった銅像と同型のもので、戦時中、像が拠出された際、コンクリートで模型が作られ(戦後にコンクリート像は両博士が草津温泉と深い繋がりがあった為、草津町に譲渡された。)、それを基にして平成4年(1992)に草津温泉の西の河原公園に設置されました。
|
|