水原秋桜子碑(草津温泉)概要: 案内板によると「 ベルツ博士胸像の傍らに建つこの句碑は、俳人水原秋桜子が、胸像にそそぐ秋日和のすがすがしさは、ベルツの心にふれているようだと、草津町の恩人ベルツ博士の遺徳をたたえて詠んだものである。句碑は秋桜子の友人であり、ベルツ博士に特に縁の深い石橋長英日本国際医学協会名誉会長より寄贈されたもので、昭和57年10月21日、ベルツ博士の生誕地であるビーティッヒハイム・ビッシゲン市と草津町の姉妹都市締結20周年祭りの折、除幕建立された。 草津町 草津町教育委員会 」とあります。水原秋桜子碑は西の河原公園のベルツ・スクリバ両博士像の傍らに建立されています。水原秋桜子は明治25年(1892)に東京市神田区猿楽町に生まれ、実家が代々産婦人科を経営していた事もあり医学(東大医学部卒)の道に進みました。産婦人科の第一人者として活躍する一方で俳人としても高浜虚子に師事し「ホトトギス」にも参加し山口誓子、阿波野青畝、高野素十と共に「四S」に数えられました。こうした背景からベルツ博士とは友人関係となり「君によりて日本医学の花ひらく」の句が生まれたと思われます。
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