有馬温泉: 善福寺

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概要・歴史・観光・見所
善福寺(神戸市)概要: 善福寺の創建は神亀4年(727)、行基菩薩により開かれたのが始まりと伝えられています。善福寺当初は法相宗の寺院で水月庵と称していましたがその後衰退し、建久2年(1191)仁西によって再興されています。本尊の一光三尊阿弥陀如来像(善光寺式如来像)は新羅王から聖徳太子に贈られたものを後年、源満仲(多田源氏の祖)の念持仏となり、その後、多田院(現在の多田神社:兵庫県川西市)に安置していたものを正慶2年(1332)に善福寺の本尊として遷されたと伝えられています(この頃曹洞宗に改宗)。戦国時代には有馬温泉に何度も訪れた豊臣秀吉から庇護され湯山の代官に任ぜられた他、境内では大茶会が開かれ寺領が寄進、安堵されました(現在でも毎年4月に桜の茶会が開かれています。)。17世紀初頭には永平寺(福井県永平寺町)の末寺である興聖寺から万安英種が招かれ曹洞宗に改宗しています。寺宝である聖徳太子像は元々は阿弥陀堂の本尊でしたが明治時代初頭に発令された神仏分離令とその後の廃仏毀釈運動により廃寺となった為に当寺に移されたもので像高68.5cm、檜材、寄木造、14世紀初期法印湛幸作、作者が明確で鎌倉時代の木像として大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています(同時に阿弥陀堂から豊臣秀吉が千利休に命じて作らせたという阿弥陀堂釜も移されています)。境内にある「イトザクラ(一重花弁しだれ桜)」は推定樹齢200年以上、「神戸市民の木」、「神戸の名木」に指定されています。現在の本堂は宝暦7年(1757)に建てられたもので寄棟、桟瓦葺、桁行6間、梁間4間、江戸時代の寺院本堂建築の遺構として貴重な事から神戸市歴史的建造物に指定されています。

善福寺
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