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行者堂(下呂温泉)概要: 行者堂の創建は安永年間(1772〜1780年)に建立されたのが始まりと伝えられています。嘉永年間(1848〜1854年)に再建され、平成13年(2001)に現在地に遷座再建されています。桁行1間、切妻、桟瓦葺、正面に外壁が無く直接、尊像を拝める造りになっています。中央に安置されている石像が修験道の開祖と呼ばれる役行者で座し何かを持っている姿で彫り込まれています。役行者は当初は小角と称し金峰山(奈良県)で修行を積み、金剛蔵王権現の存在を感じ取った人物とされます。修行の末、様々な奇術を体得した事から朝廷から危惧され伊豆大島に流されています。その後、許され行者の尊称が与えられ、没後1100年の寛政11年(1799)には光格天皇より神変大菩薩の尊号を賜わっています(大菩薩の尊号を賜ったのは役行者唯一とされます。)。
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行者堂 |
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