御汲上之湯(草津温泉・湯畑)概要: 享保11年(1726)、8代将軍徳川吉宗の命により、現在の草津温泉湯畑付近から温泉を汲み上げて江戸城内まで運んだと記録に残っています。湯畑にある桧の木枠の中が源泉で、この場所から温泉を樽詰めにして江戸へ運ばせたことから、木枠の中の湯を特に「御汲上の湯」と呼んでいるようです。現在でも木枠付近からは毎分4500リットルの温泉が湧き出ていて、草津温泉を代表とする源泉の1つになっています。草津町100周年記念ではこの場所で「御汲み上げの儀」が行われています。吉宗は温泉好きとして知られ、草津温泉の他、熱海温泉(静岡県熱海市)でも御汲湯が行われ享保11年(1726)から享保19年(1734)の間には3640樽が江戸まで運ばれたそうです。
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