草津街道: 室田宿 |
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室田宿大森神社: 室田宿の鎮守である大森神社の創建は不詳ですが、弘仁6年(815)に上野国西七郡の領主群馬太夫満行(従四位上検非違使源満季3男)は伝教大師最澄の勧めで寺院を造営する為に土地を探しに当地を訪れた際、既に鎮座していたと云われています。満行が神社の詳細を聞いてみると神官である直経が大森渓を祀っていると語っている事から「上野国神名帳」で記載されている「従五位上大木明神」とも考えられています。その後も歴代領主から崇敬庇護され、建武元年(1334)には里見時成が社殿を再建、永禄年間(1558〜1570)に鷹留城主長野氏が社殿を再建、寛永18年(1641)には安中藩2代藩主井伊直好から社領8石1斗6升が寄進されています。明治時代に入り仏教色が一掃され大正7年(1918)に神饌幣帛料供進指定社に指定、昭和18年(1943)に郷社に列しています。主祭神:国常立神。 長年寺: 室田山長年寺の創建は文亀元年(1501)、当地の領主だった長野業尚が曇英禅師(白井双林寺3世)を招いて開いたのが始まりとされ、以後、長野氏歴代の菩提寺として庇護され寺運も隆盛したと思われます。上野長野氏は在原業平の後裔を自称する名族で関東管領の山内上杉氏や上野国守護代の長尾氏に仕え、戦国時代に両家が衰退すると、家中の中でも両家に勝る程に台頭し鷹留城や箕輪城を居城として大きな影響力を持ちました。境内には長野氏7代(長野業尚、業正、憲業、業氏、業固、業茂、業続)の五輪塔が建立され昭和44年(1969)に高崎市指定史跡に指定されています。宗派:曹洞宗。
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