月岡温泉・温泉街

月岡温泉(新潟市)の開湯は大正4年、石油会社が新たな油田を開発するため掘削したところ、原油では無く温泉が湧き出ました。石油会社は温泉には興味がなく油田が無いと解ると月岡の地を去り、代わって本間周三郎氏がこの源泉を利用した共同温泉を開きました。比較的新しい温泉街ですが温泉の湧出量が豊富で泉質が極めて良好だった事から新潟県を代表する温泉街に発展しました。特に硫黄成分が濃厚で美肌に効き目があることから磐梯熱海温泉(福島県郡山市)、いわき湯本温泉(福島県いわき市)と共に「磐越三美人湯」の1つに数えられました。泉質は含硫黄―ナトリウム―塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。泉温は約50℃。適応症は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・関節のこわばり・うちみ・くじき・運動麻痺・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進・美肌作用。

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月岡温泉・温泉街
歴史、つぶやき、独り言
北陸と東北の日本海側は古くからくそうず(草水・草生水・臭水)と呼ばれる黒く、独特な匂いのある原油が自噴する場所があり、明治時代以降、原油の需要が高まるとその開発に力を入れ巨万な富と築くものも現れました。そのような中、数多くの場所で試掘調査が行われ、偶然に温泉の源泉が発見される事もしばしばで、月岡温泉や瀬波温泉、新津温泉、三島谷温泉などは代表例です。そのような中、月岡温泉は新潟市や新発田市、阿賀野市などからも案内が良い事から奥座敷的な存在となり、温泉を利用した余暇活動を楽しめる場として整備発展しました。

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