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徳連場古墳(松江市玉造町)概要: 徳連場古墳は古墳時代中期に築造されたと推定される円墳で、埋葬者はこの地で玉造の製作を行った人物かその関係者だったと推測されます。近くにある玉作湯神社境内一帯は弥生時代末期から平安時代まで玉作りが盛んだった場所で、ここで生産された玉は全国各地に運ばれました。徳連場古墳がある花仙山(「青めのう」を産出したとされます。)周辺は初期の製作所で多くの技術者が住んでいたとされ、玉作りの工房跡の他30数棟の住居跡も発見されており、それらの墳墓と推定されています。円墳は直径約8m、高さ約1.5m、外周には埴輪が配され、副葬品として明治42年(1909)の発掘調査で鉄剣とガラス小玉が発見されています。石棺は舟形石棺で、全長2.37m、最大幅0.8m、材質は石英安山岩質凝灰岩。蓋に4ヶ所、身に2ヶ所の縄掛け突起があるなど特異の形状をしています。徳連場古墳は貴重な古墳として昭和8年(1933)に国指定重要文化財に指定されています。
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徳連場古墳 |
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